欧州最大のPDA（携帯情報端末）メーカー、英国サイオン社（PSION）はこのほど、住商電子デバイス株式会社（本社：東京都千代田区、資本金：4億8000万円、社長：長谷真司）との間で、同社のハンドヘルドPCの輸入・販売契約を結び、日本市場における拡販に本格的に取り組みます。

サイオン製品はこれまで、（株）エヌフォーが同社製品の日本語ソフト開発と併せて販売活動を行ってきましたが、我が国でPDA市場の急成長が見込まれることから、PC周辺機器や電子デバイスの輸入・販売に実績のある住商電子デバイス（株）を通じて本格的に販売展開することとしたものです。

日本での市場展開にあたっては、住商電子デバイス（株）が、新製品の「REVO PLUS（レボ・プラス）」や「Series 5mx（シリーズ・ファイブエムエックス）」を中心としたすべてのPDA製品の輸入・販売を行います。また、（株）エヌフォーは日本語環境ソフト「UniFEP（ユニフェップ）」の開発やテクニカル・サポートを行うことによって、サイオン製品全般におけるサポート業務を担当します。また、既存のサイオン製品ユーザに対しては、今後のソフトの機能アップやハードの修理対応も含めて従来通りのサポート体制をとって行きます。このように、住商電子デバイス（株）が販売、（株）エヌフォーがサポートと、各々が得意な分野に注力するという体制強化を図ることによって、日本市場での大幅な拡販が実現できるものと、サイオン社では期待しています。

「REVO PLUS」は、“薄さ”と“軽さ”が特徴の、携帯性に優れたハンドヘルドPCで、コンパクトながら16MBの内蔵メモリを持っています。
「Series 5mx」も内蔵メモリーが16MBで、液晶画面が表計算作業にも十分な640 x 240 ドットの広さを持ち、ボイスレコーダー等の機能を持っています。
両製品とも入力のしやすさを最大限に考慮したキーボードを標準搭載しており、電子メール等での軽快な文書入力が可能となっています。
また、プラットホーム（OS）として、サイオン社の関連会社であるシンビアン社が開発したシンビアン・プラットホーム（EPOC OS）を採用しており、次世代携帯電話との親和性が期待できます。

サイオン社アジア・パシフィック代表のチャールズ・カズンズ氏は、「住商電子デバイス（株）との今回の提携は、サイオン社のアジア・パシフィックでの将来を見据えた戦略上非常に重要のものであります。同社の日本での流通網及び販売店を始めとした顧客との強力な関係は、サイオン製品の将来の大いなる発展に必須と考えております。今回の提携により、サイオン製品の日本での市場拡大を大いに期待してます」とコメントしております。

また「今後のPDAの普及の中でキーボードを備え、シンビアン・プラットホーム（EPOC OS）という優れたOSを搭載したユニークなサイオン製品は日本市場でさらに重要な位置をしめることが出来るものと確信しております。国内販売では（株）エヌフォーと全面的に協力をすることにより、既存、新規のユーザーの方々にハード・ソフト両面でご満足頂けると考えています。」と住商電子デバイス（株）の吉岡浩　開発・情報機器部長は述べています。

更に、（株）エヌフォーのリチャード・ノースコット代表取締役は、「これまで日本におけるサイオン製品のマーケット開拓の為に全パワーを費やして参りました。そしてさらなるサイオン製品の発展のために住商電子デバイスとの協力体制を組み、キーボード搭載PDAとして理想的なマシンに日本語ソリューションを加えて、高機能携帯端末の新たなる波を創世します。」と語っています。

なお住商電子デバイス（株）では、全国の主要なPDA、モバイル機器取扱店を通じて、2001年度でPDA市場の5%のシェア獲得を計画しています。

＜プレス様・販売店様よりのお問合わせ先＞
住商電子デバイス（株）　開発・情報機器部 佐藤／荒牧　TEL.03-5282-7230

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