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    サイオン社について |
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■サイオン社について 英国PSION(サイオン)社は欧州最大のハンドヘルドコンピュータ・メーカー。1984年には携帯情報端末の先駆け的存在となった「Organiser」を発売して以来、欧州の業務端末市場の50%を越えるシェアを獲得している「Workabout」や携帯情報端末の大ヒット製品「PSION SERIES 3」「SERIES 3mx」「SERIES 5」、そして現行機種である「Series 5mx」「Series 7」「Revo」を製造販売している。1997年には欧州経済誌協会より「The European Company of the Year」に選ばれた、欧州を代表する優良企業の一つである。 現在のPSION社はハンドヘルドコンピュータを開発と製造をしているPSION Computers社、データ通信関連の製品を扱うPSION Connect社、業務用端末を開発しているPSION Enterprise社、さらに大手携帯電話メーカーであるEricsson社、Motorola社、Nokia社、松下電器産業株式会社との合弁会社で先進的なOS「EPOC」を開発しているSymbian社の5つの会社から成り立っている。 ■エポック OSについて 英国PSION Computer社によって開発された、32ビット・オペレーティング・システム。マイクロカーネル技術を使用し、クライント・サーバー・アーキテクチャに基づいて設計されている。文字情報だけではなく、画像や音声も取り扱うことができる。キーボードからの入力はもちろん、ペン入力もサポートしている。データベース、ワープロ、表計算、スケジュール管理、通信などのアプリケーションを含んだモバイルコンピュータ用に開発されたOSである。個人情報端末（PDA）のOSとしての使用はもちろん、インテリジェントな多機能携帯電話機などの幅広い利用が可能である。 このEPOC OSはPSION社のPSION SERIES5、Philips社の多機能携帯電話IliumのOSとして採用されている。現在はPSION社を中心に、Ericsson社、Motorola社、Nokia社、松下電器産業株式会社の出資で作られた合弁会社であるSymbian（シンビアン）社によりさらに高度な機能を追加すべく開発が続けられている。 |
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