Resorcererは、主としてMacOS9システム以前に利用されていたMacintoshのシステムやアプリケーションに含まれるリソースフォーク内のデータを管理・編集するための開発者向けのユーティリティアプリケーションです。
Resorcererは:
(1)ファイルエディタによるファイルの管理・編集
(2)リソースファイルエディタによるリソースフォーク内のリソースデータの管理
(3)リソースエディタによるリソースタイプごとの管理・編集
の三つの部分から構成されています。
ファイルエディタは、ファイルが持つ様々な情報の表示、検索、編集、比較そして印刷を行うことができます。また、ファイル、フォルダ、リソース属性の表示、編集も可能です。
複数のファイルやリソースを同時に開いてリソースデータのコピー・ペーストができ、特定のキーを含むリソースの検索や、2つのファイルの違いを検索したり、検索結果やユーザーがマークしたリソースのみをコピー・ペーストすることができます。また、ユーザーが選択&コピーしたリソースに関連する他のリソースを自動的にコピー・ペーストするなど、ファイルおよびリソースを編集・管理するうえで便利な機能を豊富に搭載しています。
リソースファイルエディタは、個々のリソースタイプに応じて、それに対応するリソースエディタ群にアクセスし、適切なエディタによりリソースを編集できます。
リソースエディタは、ダイアログ、メニュー、アイコン、カーソル、文字列、コントロール、バージョン情報、などのMacintoshで使用される一般的なリソースタイプ用に適切に設計された、パワフルなエディタが多数用意されています。
その他、独自のファイルブラウザによるディスク内のファイル閲覧機能、データフォークを編集できるバイナリエディタ、値を様々な単位に変換できる単位変換機能、豊富なテンプレート群による多くのリソースタイプのサポート、独自テンプレートを作成するための多くのテンプレートコマンド、データフォークベースリソースファイルの編集、aeteリソースの編集、68Kコードリソースの逆アセンブル機能等を搭載しています。
主な機能:
- Carbon化によりMac OS X 環境に対応。(Mac OS 9.x も対応)
- PowerPC インストラクションの逆アセンブリ。(解説表示機能付き)
- 日本語対応のHEXエディタ。
- AltiVec("Velocity Engine") インストラクションの逆アセンブリ。
- 新しい単位変換エディタを搭載。64ビット、ユニコード、PowerPCアセンブリの表示をサポート。
- ".rsrc"ファイルや".icns"ファイルなど、データフォークベースのリソースファイルをサポート(Mac OS X のみ)。
- 'icns'リソースと".icns"ファイルの編集(Mac OS 9とXの新しいアイコン形式)。48x48と128x128のアイコン、32ビットカラーアイコンに対応。
- ピクセル拡大ツール。
- 'utxt'(Unicodeテキスト)リソースの編集(Mac OS X のみ)。
- ユニコード表示ユーティリティ(MacOS X のみ)。
- リモートアップルイベント逆アセンブリ。
- AppleScript 処理でリソースの自動編集。
- クリップボードへDeRez結果を書き出す。
- リソースのドラッグ&ドロップ。
- 他のアプリケーションのアイテムをドラッグしてリソースに変換。
- 'dftb'の編集と'ictb'からの変換。
- 新しい'MENU'エディタと'xmnu'のサポート。
- スイートスクロール機能。
- アピアランスマネージャとMac OS X AQUAインタフェースに対応。
- ナビゲーションサービスに対応。
- その他...
動作環境:
※本製品はPowerPCアプリケーションです。OS X Lion(OS X v10.7)以降では利用できません。
・MacOS 8.5以降(MacOS 9.x含む)またはMac OS X(NativeおよびClassic)のシステムが動作し、PowerPC CPUを搭載するApple Macintoshコンピュータ
・CD-ROMが使用可能なドライブ
・20MB以上のハードディスク空き容量
・10MB以上のメモリ空き容量
定価:50,000円(税別)