MacOS8.5J以降では、各フォントフォーマットは以下のように処理されます。
■MacOS8.5以降でのエヌフォー製品の対応状況についての情報
製品名
備考
外字DX TrueType版
外字製品のMacOS8.5以降の対応について
外字DX ATM版
外字製品のMacOS8.5以降の対応について
MacOS9では、ATM4.5.2以上が必要
外字DX PS版
外字DX i Edition版
外字キットシリーズ
外字DXへの乗換
外字エディットキット
(外字DX用の外字作成)
MacOS8.5以降で、ビットマップフォントが使用できない為、ベースとなるATMフォントが必要、ATMの「フォントをスムーズに表示する」の設定をオンにして使用。(TrueType版用では、必要ありません)
外字エディットキット
(AdobeTypeComposer用の外字作成)
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MacOS9では、AdobeTypeComposer1.1が組替フォントを作成できない。MacOS8.6以前に作成した組替フォントを使用することは可能。(99/11/30現在)
漢字エディットキット
タイプバンクシリーズ
MacOS9では、ATM4.5.2以上が必要
味岡伸太郎かな
MacOS9では、ATM4.5.2以上が必要。ATMの「フォントをスムーズに表示する」の設定をオンにして使用。
タイポスオールマイティ
MacOS9では、ATM4.5.2以上が必要
INCUBATOR
(システムに標準のTrueTypeフォントには、非対応)
PS Error Handler
UniDict
1999年11月30日現在、情報は随時更新いたします。
■MacOS8.5以降のフォント環境
TrueType:
MacOSがATSUI(Apple Type Services for Unicode Imaging)を搭載し、True Typeのスーツケース内にあるアウトラインもビットマップもATSUIが直接処理するようになりました。これに伴いTrueTypeのsbit丸漢は完全に必要なくなり、TrueTypeはスーツケース1個のみのシンプルな形になりました。また、ASTUIが提供する機能に対応できるようになりました。
fbit丸漢を持つTrueTypeの場合、丸漢に含まれるビットマップは、MacOS起動時に自動的に変換されてスーツケースの中に移動します。何らかの問題があって変換が上手くいかない場合でも、ビットマップのないTrueTypeとして問題なく使用できるはずですので心配要りません。
Type1/sfntCID:
これまで通り、アウトラインはATM(Adobe Type Manager)が処理し、ビットマップはMacOSが処理します。
但し、ビットマップはMacOS+ATSUIが処理するのではなく、これまで丸漢を処理してきた機能拡張「丸漢サポート」を吸収した「WorldScriptII」によって処理されます。(ATSUIでの対応はもう少し先になるようです。)
従って、ファイル構成もこれまで通りスーツケース1個とsbit丸漢1個の構成で使用します。sbit丸漢は削除しないでください。
Type1/OCF、NakedCID:
MacOS8.5では、全てのフォントでアウトラインもビットマップもsfnt化してスーツケースに収め、OSが直接処理する予定でした。このため、sfnt化されていないOCFとNakedCIDは使えなくなるのではと心配されていましたが、これまで通り使用できることになりました。アウトラインとビットマップの処理はsfntCIDと同じです。
OCF、NakedCIDにはfbit丸漢が付属します。TrueTypeのfbit丸漢はOSによって自動変換されますが、Type1のfbit丸漢は変換されません。従ってファイル構成もこれまでと同じです。
ビットマップフォント:
MacOS8.5では、アウトライン情報を持たないビットマップのみのフォントの表示に問題が発生しておりましたが、MacOS8.5を8.5.1へアップデートすることで解決することが出来ます。
ただし、ビットマップのみのフォントの場合、システムフォルダのフォントフォルダへ入れて置かなければなりません。他のフォルダに入れてATM Deluxeで管理することは出来ません。(99年1月現在)
まとめ:
TrueTypeは自動的に最新の処理に移行。
Type1フォントはこれまでとほぼ同じ処理方法でサポート。
ユーザーから見ると、特に何もしなくてもこれまでのフォント資産を継承できる。
※弊社商品に限らず、フォント全体についてのMac0S8.5での扱われ方、一部例外もあります。
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